写真集「The Chroma beyond Ultramarine」を見て真似したくなった被写体の輪郭を青く染め上げる撮影方法ですが、ガイドさんの手助けが必要ですが結構簡単みたいです。
この写真集はフィリピンの有名な日本人ガイドさんの作品なのですが、すべての作品で新しい撮影方法を試していて、攻めちゃってる感が半端なくて超刺激的です。私はマリンダイビングフェアにてFISHEYE社のブースで購入しましたが、日本では一般的には売ってないみたいです。FISHEYE社に在庫があれば購入できると思います。多分。

 

STEP.1

まずは青い光を放つライトが必要です。
私はRGBlueのSystem03のカラーフィルターの青を使用してます。

STEP.2

「BlueEdge」撮影に適した環境の被写体を探します。
どんな被写体が良いかというと、とにかく動かない子です。
環境は背景が抜けるムチカラマツとか岩のてっぺんとかがベストです。

STEP.3

ブルーライトを被写体の斜め後ろ30度くらいから20㎝程離れた所に設置します。
手助けしてくれるガイドさんがいないのでライトに三脚を付けて固定してます。
陸上でコムギ人形でかなり練習してから潜りました。陸で撮れないものは海では絶対に撮れないので、陸での練習って大切ですよ。

STEP.4

あとはひたすら撮るのみです。

まずはノーストロボで1枚。
画面全体が青く染まっちゃってダメダメでした…。

次にスヌートキットを付けたライトで1枚。
イメージに近いけど手ブレしやすいので輪郭が滲みます…。

最後にストロボを最小レベルにして1枚。
ドンピシャでイメージ通りのが撮れました。っと海中では思ったのですが、ブルーライトが強すぎて背景が真っ黒になってませんね…。今回、1000ルーメンで撮影しましたが、もう1段落として500ルーメンにするか、1%刻みで光量を調整できるFISHEYE社のFIXブルーライトを買うか、ライトを置く角度を変えるか、もうちょっと工夫が必要な感じです。
ライトの色を赤、紫、緑、オレンジ、ピンクなどに変更すれば、色違いの同じ写真が撮れそうなので、また次回チャレンジしてみます。